脳内薬物動態試験

マイクロダイアリシスサンプルを用いて脳内の薬物濃度測定を開始しました。
脳内の薬物動態 (PK) と薬力学 (PD) を評価・解析することで薬剤の有効性、安全性、投与量、治療域の決定などを評価します。被検薬剤が血液脳関門 (BBB) を通過するか、また、どの脳部位へ移行するか等の評価も行います。
LC-MS/MS,HPLC-FL,HPLC-UV,HPLC-ECD等を用いて脳内の薬剤濃度の測定を実施します。

実施試験内容

  • 目的脳部位の薬物濃度がどのように推移するかの
    薬物濃度PKプロファイル
  • 神経伝達物質の放出,取り込み,代謝に対する
    薬物影響のPDプロファイル
  • 被検薬物がどの脳部位に移行するかのスクリーニング
  • 神経伝達物質と薬剤の同時モニタリングによる
    薬剤の有効性,安全性,投与量及び治療域決定等の評価
  • 皮膚や他の臓器での PK 及び PD 試験